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28.8kbps パケット通信対応エリア

　ツーカーはメールやEZwebの通信などに「パケット通信」を採用しています。この通信方式は、データをパケット（小包）に細かく分割して送受信する方式で、効率が良く、接続も早くなります。3本の回線を束ねることにより、スピードは受信時に最大28.8kbpsとなります。送信時は9.6kbpsです。回線を束ねたからと言って、同時に接続できる数が減るわけではありません。この方式では、一つの回線を複数の端末で共有でき、回線の混雑具合によって通信速度が変化するベストエフォート方式を採用しているため、安定した通信が可能です。これにより、画像や音楽のダウンロードもスムーズに行うことができます。

　この機能は、基地局にモトローラ製の拡張ボートを挿すだけで対応できるため、エリアも急速に広がりました。一時は、ツーカーの営業区域内のほとんどでパケット通信が行える状態となりました。ところが、2003年春頃より徐々にエリアが狭くなり、現在では以下の地域のみとなってしまいました。運営コストが掛かるのか、ライセンス料が掛かるのか、理由は全くわかりません。パケット通信に対応していないエリアでは、従来の回線交換方式となります。この場合、送受信とも9.6kbpsです。
パケット通信対応エリア一覧
東京都 23区（千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、台東区、墨田区、江東 区、品川区、目黒区、大田区、世田谷区、渋谷区、中野区、杉並区、豊島区、 北区、荒川区、板橋区、練馬区、足立区、葛飾区、江戸川区）
愛知県 名古屋市
大阪府 大阪市、茨木市、交野市、高槻市、四條畷市、守口市、寝屋川市、吹田市、摂津 市、大東市、池田市、東大阪市、豊中市、枚方市、箕面市、門真市、八尾市
兵庫県 尼崎市、伊丹市、西宮市
（2005年3月現在）

　上記の地域周辺でもパケット通信が行える場合があります。また、上記の地域内でもパケット通信ができないエリアがあります。
　M機能の「パケットエリア表示」をONにすると、パケット通信対応エリア内にいる時にピクト行に「P」マークが表示されます。この設定は、M94などに入っていますが、メニューからは辿れない場合があります。設定画面の出し方については、取扱説明書をご覧ください。一部の機種では電源をOFFにすると、「パケットエリア表示」の設定がOFFに切り替わってしまいます。また、4Xシリーズ以降の機種は、表示する機能が無くなっているようです。
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